クールな天才作家は彼女を激愛で溶かしたい


「なぁ」

「はい?」

「今はプライベートだし、名前で呼んでいいか? 俺の事も先生は無しで」

「え!?」

「里帆」

そう呼べば彼女は目を大きく開ける。
そして直ぐに照れくさそうに目をそらされた。
前からだったが仕草がいちいち可愛らしい。

「は、はい…。あ、飛鳥…さん? ん? 飛鳥くん? 飛鳥どん? え、どれにしましょう」

飛鳥丼?

「飛鳥でいい。3つしか変わらないだろ」

「急に、よ、呼び捨てですか!?」

「敬語もなし」

「え!? できるかな…」

「大丈夫だろ。さ、着いた。開けるから待ってて」

ホテルのロータリーに車を付けるとボーイが直ぐに出迎えてくれ、俺は車を下りる。

すると中から、ホテルの支配人もやってきた。

げ。

「伊集院様。お待ちしておりました。本日は誠にありがとうございます。皆さんお変わりないですか?」

幸い彼女はまだ車の中で待機してる。

「ああ。変わりない。支配人、彼女にまだ伊集院の家の話しは話してないから、今日は不知火で頼む」

するとハッとした表情をする支配人。
< 97 / 313 >

この作品をシェア

pagetop