パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
子どもたちは後部座席で、それぞれぬいぐるみを抱きしめている。瑞月はペンギンの、琉星はイルカのぬいぐるみを伊澄さんに買ってもらったのだ。
遠慮したのだけれど、独り身だとお金を使うタイミングがないという伊澄さんと、ふたりのキラキラした視線に負けてお言葉に甘えてしまった。
これは私と子どもたちの、大切な思い出にしよう。
そんなことを思っていると、伊澄さんが不意にロックンロールを止めた。
「ふたりとも、寝ちゃったな」
その声に後ろを振り向く。瑞月も琉星も、幸せそうにすやすやと眠っていた。
「ありがとうございます」
「起きてしまったら、かわいそうだからな」
彼はいつもより小さい声でそう言う。
すると、車内に沈黙が訪れた。なんとなく、気まずさが漂う。
伊澄さんと一緒にいて平気だったのは、子どもたちが間にいたからだ。
親としてなら会えるのに、ひとりの人間として彼といると、緊張してしまう。
だけど、言わなければ。今言わないと、もうタイミングはないような気がした。
遠慮したのだけれど、独り身だとお金を使うタイミングがないという伊澄さんと、ふたりのキラキラした視線に負けてお言葉に甘えてしまった。
これは私と子どもたちの、大切な思い出にしよう。
そんなことを思っていると、伊澄さんが不意にロックンロールを止めた。
「ふたりとも、寝ちゃったな」
その声に後ろを振り向く。瑞月も琉星も、幸せそうにすやすやと眠っていた。
「ありがとうございます」
「起きてしまったら、かわいそうだからな」
彼はいつもより小さい声でそう言う。
すると、車内に沈黙が訪れた。なんとなく、気まずさが漂う。
伊澄さんと一緒にいて平気だったのは、子どもたちが間にいたからだ。
親としてなら会えるのに、ひとりの人間として彼といると、緊張してしまう。
だけど、言わなければ。今言わないと、もうタイミングはないような気がした。