パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
子どもを抱きかかえたまま伊澄さんと自宅に入り、寝室まで案内する。
しかし私は、寝室の入口で足を止めてしまった。押し入れが、朝のままだったのだ。床の上には、伊澄ジュニアと指輪が転がっている。
「どうした?」
背後から彼に訊かれ、どきりと体が震えた。
「いえ、なんでもないです」
そう答えたけれど、心臓はうるさく打ちつける。
私はどうか伊澄さんがそれに気づかないでくれと願いながら、彼と寝室へ入った。
伊澄さんはそっと琉星を布団に下ろしてくれる。その様子に安堵して、私も瑞月をそっと横たえた。
しかしすぐ、伊澄さんは傍らに落ちていた伊澄ジュニアと指輪を手に取る。
「これ……」
伊澄さんは、テディベアをじっと見つめる。その光景に、心臓が嵐の雨のように叩き始めた。
彼への気持ちを、見透かされてしまいそうで怖い。
すると私の動揺が伝わってしまったのか、瑞月がそっと目を開いた。
「いすみ、それ、ママがたいせつなひとにもらったやつ。さわっちゃ、ダメ……」
しかし言いながら力尽きたのか、再び夢の中へと落ちていった。
しかし私は、寝室の入口で足を止めてしまった。押し入れが、朝のままだったのだ。床の上には、伊澄ジュニアと指輪が転がっている。
「どうした?」
背後から彼に訊かれ、どきりと体が震えた。
「いえ、なんでもないです」
そう答えたけれど、心臓はうるさく打ちつける。
私はどうか伊澄さんがそれに気づかないでくれと願いながら、彼と寝室へ入った。
伊澄さんはそっと琉星を布団に下ろしてくれる。その様子に安堵して、私も瑞月をそっと横たえた。
しかしすぐ、伊澄さんは傍らに落ちていた伊澄ジュニアと指輪を手に取る。
「これ……」
伊澄さんは、テディベアをじっと見つめる。その光景に、心臓が嵐の雨のように叩き始めた。
彼への気持ちを、見透かされてしまいそうで怖い。
すると私の動揺が伝わってしまったのか、瑞月がそっと目を開いた。
「いすみ、それ、ママがたいせつなひとにもらったやつ。さわっちゃ、ダメ……」
しかし言いながら力尽きたのか、再び夢の中へと落ちていった。