パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
 瑞月の言葉に伊澄さんは目をまたたかせたけれど、次の瞬間には瑞月から視線を上げ、こちらにテディベアと指輪を差し出す。

「これ――」
「ありがとうございました」

 彼の言葉の続きを聞きたくなくて、私はそれらを奪うように受け取る。それから、何事もなかったかのように立ち上がり、寝室を出るよう彼に促した。

 すると伊澄さんも私について、廊下へとやってくる。
 しかし、私が寝室の扉を閉めたと同時に、伊澄さんの声が背中に降ってきた。

「やっぱり、ふたりは俺の子なんじゃないのか?」
「違います」

 言いながら、手にしていた伊澄ジュニアを強く握った。
 これ以上彼を巻き込んではいけない。だから、もう会わないと決心したのだ。

 意を決して振り返り、彼を見上げた。目が合うと、色々な想いがこみ上げて、鼻の奥がつんとする。
 だけど、涙をこぼしてはいけない。だから私は、目の奥にぐっと力を入れ、口を開いた。

「子どもたちのことは、伊澄さんとは関係な――」
「あの時と、同じ顔してる」
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