パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
「別れて欲しいと伝えたのは私です。だから、伊澄さんはそんなふうには思わないでください」
しかし、伊澄さんはソファの前に突き出た長い脚に肘をつき、両手を組んで難しい顔をする。
「なあ、千愛里」
伊澄さんがそう言って、こちらを振り向いた。その顔は、なにかを思い詰めるよう。
「なんでしょう?」
緊張がこみ上げ、小さな声でそう言う。すると彼は真っ直ぐな瞳で、私をじっと見つめて言った。
「もう一度、やり直さないか?」
真剣な視線に絡め取られ、私は目を見開いたままなにも言えなくなってしまった。代わりに、早鐘を打つ心臓の音だけが聞こえる。
そんな私に、彼は訴えるように続けた。
「あの子たちの父親として、今まで千愛里がひとりで頑張ってきた分のお返しがしたい。今まで、千愛里が抱えてきたことを、俺も一緒に持ちたいんだ」
彼はそこまで言うと、自身の首に下げていた、ペンダントのトップをジャケットの中から取り出した。
そこにあったものに驚き、私は目をまたたかせた。
あの日、お揃いだと彼のプレゼントしてくれたペアリングの片方が、彼の胸元にあったのだ。
しかし、伊澄さんはソファの前に突き出た長い脚に肘をつき、両手を組んで難しい顔をする。
「なあ、千愛里」
伊澄さんがそう言って、こちらを振り向いた。その顔は、なにかを思い詰めるよう。
「なんでしょう?」
緊張がこみ上げ、小さな声でそう言う。すると彼は真っ直ぐな瞳で、私をじっと見つめて言った。
「もう一度、やり直さないか?」
真剣な視線に絡め取られ、私は目を見開いたままなにも言えなくなってしまった。代わりに、早鐘を打つ心臓の音だけが聞こえる。
そんな私に、彼は訴えるように続けた。
「あの子たちの父親として、今まで千愛里がひとりで頑張ってきた分のお返しがしたい。今まで、千愛里が抱えてきたことを、俺も一緒に持ちたいんだ」
彼はそこまで言うと、自身の首に下げていた、ペンダントのトップをジャケットの中から取り出した。
そこにあったものに驚き、私は目をまたたかせた。
あの日、お揃いだと彼のプレゼントしてくれたペアリングの片方が、彼の胸元にあったのだ。