パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
私はあの日、伊澄ジュニアを取り上げたことで瑞月を泣かせ、琉星にも気を遣わせてしまった。それが、心の中で引っかかっている。
瑞月の傷ついた顔が、涙目になった琉星の顔が、時折脳裏をよぎる。
なにものにも代えられない大切な宝物なのに、あんな顔をさせてしまうなんて、母親失格だ。
私の恋心が暴走して、再びあんな顔をさせてしまったら。
伊澄さんがくれる愛を、大切にしたいと思う。だけど瑞月と琉星の母として、ふたりのことも大切にしたい。
そんな想いもあり、伊澄さんが父親だということは子どもたちに明かさないで欲しいと、彼に頼んでいた。
「千愛里、明日は予定あるか?」
不意に伊澄さんの声が運転席から飛んできた。
「いえ、特には」
「じゃあ、また出かけないか? あの子たちも、一緒に」
伊澄さんは言いながら、くすりと笑う。だけど、私は慌てて口を開いた。
瑞月の傷ついた顔が、涙目になった琉星の顔が、時折脳裏をよぎる。
なにものにも代えられない大切な宝物なのに、あんな顔をさせてしまうなんて、母親失格だ。
私の恋心が暴走して、再びあんな顔をさせてしまったら。
伊澄さんがくれる愛を、大切にしたいと思う。だけど瑞月と琉星の母として、ふたりのことも大切にしたい。
そんな想いもあり、伊澄さんが父親だということは子どもたちに明かさないで欲しいと、彼に頼んでいた。
「千愛里、明日は予定あるか?」
不意に伊澄さんの声が運転席から飛んできた。
「いえ、特には」
「じゃあ、また出かけないか? あの子たちも、一緒に」
伊澄さんは言いながら、くすりと笑う。だけど、私は慌てて口を開いた。