パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
父は厳しく、表情の変わらない人だ。
だけど昔、仕事に一途で優しい人なのだと、母が言っていたのを思い出した。
当時は全く意味が分からなかったけれど、瑞月と琉星の親になった今なら分かる。子を想わない親なんて、いない。
私は瑞月と琉星をぎゅっと抱きしめるように、ふたりの背に手を置いた。
私がここに来たのは、父にもう会えなくなったら後悔すると思ったからだ。だから、今幸せであることだけでも父に伝えたい。
「とにかく、お前は出ていけ」
こちらから顔を逸らし、厳しい声でそう言う父の横顔に向かって、私は口を開いた。
「お父さん、これだけは聞いて。私、この子たちを産んでよかったと思ってる。この子たちと暮らせて、幸せだよ」
しかし、父はぴくりとも動かない。私は悔しい想いを抱えたまま、子どもたちの手を引き客間から出た。
だけど昔、仕事に一途で優しい人なのだと、母が言っていたのを思い出した。
当時は全く意味が分からなかったけれど、瑞月と琉星の親になった今なら分かる。子を想わない親なんて、いない。
私は瑞月と琉星をぎゅっと抱きしめるように、ふたりの背に手を置いた。
私がここに来たのは、父にもう会えなくなったら後悔すると思ったからだ。だから、今幸せであることだけでも父に伝えたい。
「とにかく、お前は出ていけ」
こちらから顔を逸らし、厳しい声でそう言う父の横顔に向かって、私は口を開いた。
「お父さん、これだけは聞いて。私、この子たちを産んでよかったと思ってる。この子たちと暮らせて、幸せだよ」
しかし、父はぴくりとも動かない。私は悔しい想いを抱えたまま、子どもたちの手を引き客間から出た。