パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
「自由、か。君、前もそう言っていたよな」

 見上げた彼は、なぜか遠くの方を見ていた。だけどすぐに、こちらをじっと見る。

「なにか、事情があるのか?」
「えっと……」

 私の中を探るような瞳に見つめられ、思わず答えてしまいそうになる。
 だけど、彼に言うことじゃない。私は事情を濁して告げようと、そっと口を開いた。

「親が厳しくて。幼い頃から、家のためにと厳しく育てられたので、余計にそう思ってしまうのかもしれません」

 苦笑いをこぼしながら答えると、彼は真剣な顔で言った。

「君は箱入り娘なんだ?」
「世間的には、そういう類いの人間だと思います」
「親御さんに、大切にされているんだな」
「ええ、まあ」

 私は曖昧に答えた。
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