パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
「良いね、ラブラブだ」
「茶化すな」

 そう言いながらも嬉しそうな大雅を見ていると、いつかふたりが結ばれればいいのにと心から願ってしまう。

 私も彼も、家に縛られ自由に生きられない。だからこそ、大空を飛ぶ航空機に憧れてしまう。

「今日はもう帰る?」
「ああ。航空機もシミュレーターも、たっぷり楽しんだしな。明日は朝から会議で、夜は会食があって――」

 ため息をこぼすようにそう言う大雅が、不意に言葉に詰まった。彼は、出入口の方を見て固まっている。
 不思議に思いながら、私も顔をそちらに向けた。

「空賀さん……」

 ジャケットの上にマフラーを巻いた彼は、頭についた雪の粒を払っていた。

 ぽつりと彼の名前をこぼすと、彼はこちらに優しく微笑んだ。
 思わず、私の頬も緩む。小さく手を上げた彼に会釈すると、胸に幸せが広がった。

 だけど今日は横から、大雅が割り込んできた。

「やっぱり、オージさんだ!」
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