パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
 嬉しさ、苦しさ、戸惑い、不安。
 色々なものが胸に渦巻いて、それがこみ上げてくる。

 本当は、今すぐに「お願いします」と言いたい。だけど、それでは彼を傷つけてしまうかもしれない。

「千愛里」

 迷い、答えられないでいる私の名を、大雅が呼んだ。

「もう、解放されてもいいんじゃないか? 千愛里は俺と違って、自由になれるんだから」
「大雅……」

 彼は複雑そうに微笑んでいる。それでも、私はまだ答えを出せない。彼の想いを、私が受け取ってもいいの?

 すると、空賀さんが私の瞳を覗いた。

「君のそばにいるのは、俺じゃダメか?」
「ダメなんて、そんなこと――」

 ――ないです、は言えなかった。彼の両腕が、私を包んだのだ。
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