パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
 瑞月を買い物用カートに乗せ、琉星を左腕に抱っこしながらスーパーに入る。

 ふたりとも小柄だが、それでも体重は十二キロほどになる。
 さすがにふたり一気に抱っこはできないので、ひとりはカートでひとりは抱っこを毎日順番にしているのだ。

「今日の夜ご飯、なにがいい?」
「ハンバーグ!」

 カートの上から瑞月の元気な声が飛んできて、私は苦笑いを浮かべた。

「それは、昨日も食べたでしょ」

 すると、瑞月がしょぼんと項垂れる。

「ぼくもハンバーグがよかった」

 私の耳元で、首にきゅっとしがみついた琉星もそう言った。甘えん坊で、私を困らせることもあるけれど、それでも我が子はやっぱりかわいい。

 伊澄さんは振り切った。私は私で、こうしてこの子たちと平穏に暮らせていければそれでいい。
 改めてそう思いながら、やっぱり今日もハンバーグにするかと、お肉売場へ向かった。
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