DEAR 2nd 〜Life〜
────…朝岡さん…
会わないよね?
マキなんかに会わないよね?
……あたし───……
────信じてる。
信じてるから。
朝岡さんのこと信じてるから。
誰よりも、何よりもあなたの事信じてるから。
だからお願い。
“会わない”って言って───……
「───……え?
───…本当ですかっ?
わぁっ、嬉しい!!!!
ありがとうございますっ!♪」
──────……
………朝……岡……さん………?
「───はい、はい♪
分かりました。
それじゃ、また後で───…」
─────ピッ♪
「────……」
……通話が終わったのだろうか。
マキはこれ以上ない笑顔で、くるりと振り向いた。
「────彩、ありがとぉ~♪
今日ね、あの人会ってくれるって♪」
「────……」
……う………そ…………
「───マキ頑張るねっ♪
あっ、ケータイありがとう!」
「…………」
ウソだよね?
誰かウソって言ってよ
「───……あとー♪
あんな“いい男”もありがとうっ♪」
────ポンッ♪
ケータイを手に渡され、
「…………」
今になって返って来たケータイを、茫然と力なく握った。
───…朝岡さん……?
………会うの?
マキに会うの?
………あたし信じてたんだよ。
朝岡さんなら、きっと断ってくれるって
────信じてたよ。
信じてたのに───…!!
─────…ギュッ…!!!!
泣く代わりに、思いっきり強くケータイを握り締めた。
………壊れるほどに。
もう、二度と戻らない瞬間を握りつぶすかのように。
────…あの時
あたしは確かに全てを憎んだ。
平気で笑ってこんな事をしてくるクラスの人間達にも
そんな奴の一人に“会う”と返事をしたあなたにも
────…そんな奴らに、ただひれ伏すしかない無力なあたしにも。
たった一瞬で
全てが信じられなくなった
全てが
嫌になったの
全て消えろと恨むほどに