DEAR 2nd 〜Life〜
本当の事を伝えたかった
でもずっと勇気がなかった
「……怖かったよな…
ごめんな……
彩ごめん───っ……」
周りは全て敵だから
誰も助けてなんかくれないから
今立ってる場所が底抜けの海なら
みんなあたしが早く沈んでいなくなれって思ってるんだ
「……彩がそんな子じゃないって…
冷静に考えたら分かるはずやのに…
自分の事ばっか考えて彩の事気付いてあげられへんかった───…
ごめん…っ……彩ごめんな──…っ」
でもね本当は
「……もう…やだ…
もう一人ぼっちはやだよぉ───……っ!!!!」
本当はずっと
こうやって叫びたかった
誰かに“助けて”って
“あたしはここにいるよ”って
苦しい、辛い
誰かどうか気付いて
“あたし”に
ここにいるんだよ
生きてるんだよ
お願いそれだけでいいから認めて
───でも実際は
誰もあたしに耳を傾けてくれる人はいなくて
振り向きも見向きさえもしてくれなくて
心にトゲは張り巡り、存在を消すかのように殻に潜り込む。
じゃあ強くならなきゃと
でも
「───…もう大丈夫やから……
絶対もう一人じゃないから……っ…」
ちょっとだけ殻から顔を出せば
本当は
一人じゃない事に気付いたの
閉じ込もったあたしが出てくるのを、ずっと待っていてくれる人がいた。
手を差し伸べて
“大丈夫?”って
影になって見えなかったの?
それともあたしが見過ごしていたのかな?
だから外の世界に出てきたからにはね
もう一つ、あなたに伝えなきゃいけないことがある。
「……朝……岡さん…
あたし……ね…」
「…ん…?」
ずっと
封印していた想い
「────あたし……
ほんとはずっと……
ずっと……
朝岡さんの事が好きだった───………っ…」