DEAR 2nd 〜Life〜




「……っもう!!!!

朝岡さんのドS!!キス魔っ!!」





「今頃気付いたか♪



そんなドSでキス魔な奴を好きな奴は誰ですか?」





「…あ、あたし…」






くすくすと笑い合い、今度はあたしから朝岡さんにキスをする。





“好きだよ”って言葉に出来ない分をキスで伝える。




離れてた隙間を埋めるように。







……不思議。





朝岡さんがいるだけで普通に笑える。




無理なんかしてないよ。



作り笑いも仮面も必要ない。





あなたがいるだけで頑張ろうって、生きて行こうって思えるの。










─────ドサッ…







「…え…」







────ドキッ…!!!







体が浮いたと思ったら、

次の瞬間あたしは朝岡さんが寝ている筈のベッドに横になっていた。






え、え?




状況を飲み込めず、朝岡さんの姿を探すと









─────ギシッ…






「!」






軋んだベッドの音と共に朝岡さんがあたしの視界に現れ、優しく髪を撫でられた。





状況からすると、朝岡さんはあたしの上に覆い被さるような形。







─────かぁぁっ…!







やっと飲み込んだ状況に身体がフル反応。




心臓バクバク、顔は真っ赤、手足硬直。





おまけに下から見上げる朝岡さんの顔が、普段より格別に色っぽい気がするのはどうしたことか。







「ち、ちょっと待って……朝岡さん熱が…」






「……熱のお陰で理性切れた。




───つか限界。」






「えぇっ!?」







「───彩のせい。



彩と一緒におったら、多分永遠に熱下がらん気がする。」






「そんな…っ、ん───…」








────深いキス。





唇が離れる瞬間に微熱を伴う吐息が妙に艶っぽく感じて、それだけでまた反応しちゃう。







「……前から思ってたけど案外敏感やよね、彩って。」





「…そ、そう?」






「…そ。特にこことか」





「──!!…ゃ…!」








─────ビクッ!









首筋に熱っぽいキスの雨が降ってきて、あたしはものの見事に反応してしまった。







「……ほら、な。激弱」





「~~~っ…」






楽しそうにくくっと笑う朝岡さんを、涙目で睨むあたし。






絶対絶対!!!!




朝岡さんって意地悪でドSだ!!





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