DEAR 2nd 〜Life〜
────カサッ…。
「……げ。範囲広っ…」
12月の寒空の下。
晴れてるとはいっても、風が一吹きすればせっかくの陽気も打ち消されてしまう。
───そんな中……
あたしはテスト日程と範囲を確認しながら、段々厳しくなってくる日常に溜め息が漏れた。
「……これにプラス、実技とレポートか……あ、あと課題……」
二年生にでもなればこれに病院実習が加わり、卒論や国家試験も迫ってくる。
「……撮影…いつだっけ…」
────ペラッ…
期限や範囲、はみ出して切羽詰まった文字だらけのスケジュールをめくった時だった。
─────クラッ…!
「……っ!?」
────え……
視界が二重に映り、手帳を走る文字が霞んでぼやけた。
─────ズキッ!
「───!!いた…っ…!」
次に容赦ない頭痛がこめかみを襲い、思わず頭を抱えた。
「…なに…?」
一瞬だけど、電気のように頭に走った激痛と眠気にめまい。
「……?」
今は……
治まったみたいだけど……
「……ここんとこ寝てなかったからかな……。」
寝る暇もなかった気がする……。
「……っつーか…
あたし今日いつ寝ていつ起きたんだっけ……?」
─────……
一日の始まりを辿ってみても、どうもどこで始まってるのか思い出せない。
日付が変わる前に寝るなんてありえないし、ましてや連日太陽が昇ってから眠り始める日々。
───…あぁそうだ。
今日は確か───…
「───…寝てないんだった……」
……最近は二時間眠れれば自分の中でいい方になっていた。
学業と夜の仕事の両立を抱えていたんだから、当然と言えば当然の日常だった。
……これから更に学業は忙しくなる一方で。
その上雑誌になんか出たらもうあたしは──…
「───…もう…
引き際かな……」
身体が悲鳴を上げ出したからにはもう苦しい。
「───…」
あたしは額を押さえ、目を瞑った。
“愛美”の
最期を決意した瞬間だった