DEAR 2nd 〜Life〜
…まぁとりあえず。
手料理作戦は気付かれてないみたいだしよしとするか♪
───でも!!!!
いくら朝岡さんの頼みでも、裸エプロンのリクエストには絶対答えないけどね!
「───あははは!!
純がそんなリクエストしたなんて!
彩ちゃん、それまんざら冗談じゃないかもよ?」
「も~…ゴローちゃんまでそんな事言わないでよ~…」
「ごめんごめん、はいお茶どうぞ♪」
───…数十分後。
あの後朝岡さんはバイトに向かい、あたしは家に帰るフリしてゴローちゃんのとこにお邪魔していた。
だってゴローちゃんっていえば…
「───あ、さっき壱のおやつ用にタルト焼いてたんだけど…
彩ちゃんも良かったらどうぞ♪」
「キャーっ!!超嬉しいっ!★ゴローちゃんありがとうっ!」
────コトン。
目の前に置かれたピーチタルトにあたしは目がキラキラ。
さっすがゴローちゃんっ!これぞ食の芸術!
「おいしぃー♪もうゴローちゃん天才~!!!!」
「あはは、ありがとう。」
にこにこ笑い、紅茶が入っているカップに口を付けるゴローちゃんに、あたしもつられて笑顔。
────そう!
ゴローちゃんって言えば天才パティシエ!
こういう料理の相談なら、やっぱりこの人でしょう♪
……って単純に思いついて、あたしはゴローちゃん家にクリスマスのフルコースの相談に来たってワケだ。
「……んー、クリスマスのメニューかぁ…」
「うん、ゴローちゃん朝岡さんの好きな物とか知らない?」
出来れば最低朝岡さんの好き嫌いは把握しときたい。
ここは小さい頃からご飯に関して母親代わりだったっていうゴローちゃんが頼りです。
「あいつの一番好きな料理はカレーだよ。
朝昼晩、三食カレーでもOKっていうカレー大好き人間だから。」
「えっ、カレー!?」
「うん、カレー作ってやるとすげぇ喜ぶのは間違いないね。」
…へぇぇー!!
朝岡さんカレー好きなんだぁ♪
「カレーなら簡単に出来るしね♪物足りないならナンとか作ったり…
あとサラダとか前菜豪華にしたらいいんじゃない?」
「なるほどぉ!」
あたしは次々提案されるアイデアにうんうん頷いた。