DEAR 2nd 〜Life〜




「…えーと、じゃあ~…

朝岡さんの嫌いな物って何かある?」





「好き嫌いはないよ。



…けど、蕎麦だけは絶対食べさせたらダメ。匂いも。」





「え?お蕎麦?」





「うん、あいつ蕎麦アレルギーだから。食ったら冗談なしに死にかけるんだ。」





「えっ!?そうなの?朝岡さんって蕎麦アレルギーなの!?」





「うん、俺も知らなくて、呼吸困難になってね。救急車呼んだ事あるんだ。」





「そっそうなの…!?」





し、知らなかった…。





「だから蕎麦を煮た後の鍋とかで違う物煮てもアレルギー反応起こすから注意してね。



うどん屋さんとかで、うどんと蕎麦を一緒の鍋で煮てたりする所あるから、極力うどん屋は避けてあげた方が身の為かも。



関係ないけど蕎麦枕とかでもエライ事なるし…」





「…そっか…」





なるほど…。




ゴローちゃんにちゃんと前もって聞いといて良かったな…。




命に関わる事だもんね…。





…───注意深くゴローちゃんの話に耳を澄ませ、クリスマスのメニューも大体決定。





メニューも決まったし、あとは当日までに練習しなきゃだな…なんてニヤニヤしつつ







「───ねぇゴローちゃんは?」





「え?」





「ゴローちゃんもクリスマス、もちろんマリアと過ごすんだよねっ?♪」





「……いや、うん、まぁ一応…」





「もー隠さなくていいよ~!!どうするのどうするのっ?照れないで教えてよ~っ♪」






あたしはゴローちゃんに話を振って、二人のクリスマスの予定を聞き出そうと頬杖をついた






────…その時。







━━━━ガチャッ!






ふいに玄関の扉が勢い良く開き、








「───たっだいまぁ~!!♪」






元気な声が聞こえたかと思えば、パタパタとこちらに走ってくる笑顔のいっちゃんが。




どうやら今ご帰宅らしい。






「───あ~っ!!

アヤヤ来てたの~?♪」






────ギューッ♪






リビングでお茶しているあたしを見つけ、ピョンっと抱き付いてくるいっちゃんが可愛い。





ほーんといっちゃんは癒されるなー♪






「───あっ♪

今日のおやつタルト!?

わぁーい、いっただっきまーす♪」





「こら壱!先に手ー洗え!」







───…あたしはそんな二人のやり取りを見て微笑んだ。

< 377 / 475 >

この作品をシェア

pagetop