DEAR 2nd 〜Life〜
「そうだった…」
ここは表現の世界。
そこには別に決まりも、掟も特になく。
限界なんてなく、ただ自分の気持ちに自由になれば良いんじゃないか…。
朝岡さんがこの曲を、あたしの為に作ってくれたように。
「───…そうだ…」
“歌詞を”、なんて形式にいちいち囚われてちゃダメなんだ。
あたしはあたしらしく表現しないと。
自由になるのは得意だ。
自由に憧れていたから。
「……日記だと思えば書けるかも…」
────…カリ…
流れてくるメロディには、生き生きとあなたの想いが詰まっていた。
だからあたしはその音に答えるように、あなたへの想いを綴っていく。
…───綴りながら思い出していた。
初めて出逢ったのは四年前。
あたしが高校一年生に成り立てだった頃。
朝岡さんは、二人が初めて出逢った日を覚えてる?
あの頃はさ、何でか朝岡さんが今よりずっとずっと大人に見えて…
───だからこそ、朝岡さんが恋愛対象にならなかった。
まだ、今よりずっと子供だったから。
でもね、話していくうちに明るくて面白くて気が合うなって…
人間として特別な感情を抱いてた。
太陽みたいに眩しくて。
月みたいに優しくて。
そんな誰からも好かれる朝岡さんだからね、
まさかこの頃からあたしの事を好きでいてくれてたなんて思いもしなかった。
危ない時は、いつでもどこからともなく現れて。
まるでほんとのヒーローみたいで。
───…高校二年生。
あたしはちょうどぶんちゃんと付き合ってたね。
そんな時、朝岡さんがあたしに告白してくれた。
…───燦然と星が輝く空の下、夜桜が綺麗な山の頂上だったよね。
朝岡さんの秘密の場所。
……あの時。
朝岡さんと付き合う未来なんか、これっぽっちも想像つかなかった。
…───でもね。
朝岡さんのキラキラしてる笑顔、ライブの生き生きしてる姿。
意地悪だけど優しい一面。
…ちょっとエッチなとことか。
知れば知るほど、あたしはあなたに恋したの。
───こんなに…
こんなに好きになるなんてね…。