DEAR 2nd 〜Life〜
───…心配そうに車内から手を振る朝岡さんに笑顔で手を振り、あたしは教室へと足を踏み入れた。
────…ガラッ…
教室に入った途端、突き刺すような視線が身体を刺す。
まるで
“今日も来たの?”
と視線で言われてるよう。
────…カタン…
いつもみんなから7列くらい距離を開け、一番後ろの席からじっと窓の景色を見つめる。
……今日学校終わったら、朝岡さんに渡すX'masプレゼントの下見に行こう。
学校頑張る代わりに楽しみやご褒美を一つ作るのは、あたしのちょっとした日課。
これがあるとないのとでは、一日のヤル気が全然違ってくるんだよね。
「…♪」
───…うーん。
にしても、プレゼントどうしようかな~。
朝岡さんにプレゼントなんて買うの初めてだから緊張しちゃうな。
いつも財布出してもらってる分、リッチにしたいなぁ…。
…うーん、でも何がいいかな?
…ネックレス?
ギャー!!!!
シャツはだけた朝岡さんに似合いそう!
服…
う、うわわ…!!!!!
ヤバイこんな革ジャン着られたら鼻血出ちゃうよ!
興奮交じりに雑誌をペラペラめくっていると
「───…のも今のうち…」
────クスクス…
「────…?」
───…そんな声が
雑音交じりに聞こえた気がしたけど
「───マキちゃん超そのメイク可愛いーっ!」
「やーんありがとぉっ♪」
「………」
────…気のせいか。
あたしは特に気にせずまた雑誌に目を向け、一日の講義を終えた。
…───放課後。
煌びやかな街の中、行きつけのビルで一人浮わつきながらのショッピング。
もちろん、お目当ては朝岡さんのX'masプレゼント。
「───…えーっと、6階……6階っと…」
普段は全く足を運ばないメンズショップに妙に緊張してそわそわ。
「───…わ~…」
何かすごい新鮮…
レディースとは全然違う、メンズ特有の落ち着いたフロア内。
ズラリと並ぶショップに、あたしは目を輝かせた。