DEAR 2nd 〜Life〜




「───お!

めっちゃラブリーやん♪

俺ハートの弁当作ってもらうの夢やってんよな~♪」





嬉しそうに箸を持ち、朝岡さんが手料理を摘まみ始めた。







「…美味し?」





朝岡さんの反応にドキドキしながら問いかける。




朝岡さんはモグモグと口を動かしながらもニコッと口角を上げ、






「───めーっちゃ美味い!」






とびっきりの笑顔。





正直、朝岡さんのこんな笑顔をまた見れると思ってなかった。




あたしが朝岡さんを笑わせてあげれるか、自信がなかった。




でもね、いつかあたしもあなたを笑わせてあげたいって思うようになった。





朝岡さんがあたしをいつも笑わせてくれるから。






「あ、朝岡さんでも…」




「ん?」





「そのハート型のハム……




いっちゃんが作ったやつなんだけど…」





「━━━ぶっ!!!!




え、これ壱がっ…!?

ゲホッゲホッ!」






まさかのいっちゃん作のハートに吹き出し、咳をする朝岡さん。





「……壱からのハートとかめちゃくちゃ嫌……ゲホッゲホッ!」





「あははっ、引っ掛かった~!!♪」







好きな人を笑顔にするって難しいときもあるよね。




でも時に簡単だったりする時もあるよね。





考える程分からない時は、何も考えずに自分のあるがままを見せるのが一番なのかなって思ったりもする。





…───もちろん、思いやりも忘れずに。








「───あ~…美味かった。ごちそうさま♪」






満足そうにしている朝岡さんを見ていると、やっぱりお弁当作って良かったってあたしも満足。






「──また作ってな♪」





「うっ、うん!!」






“また”のフレーズが嬉しくてパッと顔を上げるあたしはつくづく単純だなって思う。





もっとお料理上手くなりたいな。




もっとレパートリー増やして、もっともっと色んなお料理作ってあげたい。





そしていつか───…







「…ん?」





「んーん。何でもない♪」








……──いつの日か。





将来、愛情あるお弁当とかご飯とか作ってあげれる存在になりたいなって…。





まだ気が早い話だけど、いつかそんな日が来たらいいな……。







「───彩。」




「ん?」






妄想にニヤニヤしていると、

突然朝岡さんの表情が真剣になった。



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