DEAR 2nd 〜Life〜
「───…で、このXとYを入れ替えて、この公式当てはめたら?」
「───…あっ!!!!
そっかぁ!!なるほどぉ!!
こうしたら良かったんだぁ!分かったぁ!」
「イエス♪
───な?簡単やろ?」
「うん!!!
ってか朝岡さん、ホント教え方上手い!!!
すぐ理解出来ちゃった!」
────カリカリ…
さっきまで難しくて頭抱えてた問題が、ウソみたいにスラスラと簡単に解けていく。
「───うん!
これなら次のテストいけそうな気がするっ♪」
「お役に立てたみたいで光栄です♪
……つか、彩いつもどんだけ数学の成績悪いん?」
「───えっ!?!?
……いや、えーと……
まぁ限りなく低いです…………。」
「へー?どんくらい低点数のギネス更新したんやー?」
「………………
────さ…………」
「さ?」
「………さんじゅう……はち……とか………」
「────38って!ぶっ………。」
「あー!!!!ヒドイっっ!
やっぱり笑った!」
「いや、だってそんなに悪いって思わんかったからさ~!あはは!」
「~~~~~…!」
や、やっぱり言うんじゃなかった~~~!!
……恥ずかし………。
「……まぁまぁ♪
じゃあ次は大いに浮上してくれよ♪」
─────…ポンポン。
「……うん……。」
朝岡さんは笑いをこらえながら、あやすようにあたしの頭を撫でる。
─────…トクン。
小さく胸の鼓動が音を立てた気がするけど知らないフリした。
撫でられた朝岡さんの手首から、いつもの香水が香ったけど、それにも気付かないフリした。
そうやって自制心保ってないと、自分が自分じゃなくなる気がして──…。
「……ほっ、本当だね!
これでテストもバッチリかも……!!」
また焦りながら、こうやって言葉を吐き出して誤魔化す。
すると───…。
「───…あれ?
そういや、彩は高校卒業したらどないすんの?」
朝岡さんは思い付いたように首を傾げた。