DEAR 2nd 〜Life〜
───…ドクン。
隠しきれない小さな心臓の音。
心なしか指も小刻みに震えてくる。
ヤバイ………っ!
「───あ……
参考書いっぱいあって邪魔だよね。あ……あたし、戻してくるね♪」
────…パタパタ…!
必死に参考書をかき集めて慌てて走り、人気がない奥の棚へと引っ込んだ。
「────…はぁっ…」
深く深呼吸して、乱れた息を落ち着かせる。
────…トクン、トクン…。
────何?
一体どうしたって言うの?
“好きやな”…。
「………………ッ」
早く
早く
一刻も早く
この理解不能な感覚を
意味が分からない感情を
静めなきゃ
静めなきゃ───…!
──────…カタン。
「─────……で?」
────………え………
目の前の
本棚に並ぶ本に、ふいに両手が現れて
自分を覆い尽くす影が見えて
背後に人の気配を感じて
もう
息が
出来なくて
「───…それで俺から
逃げれたつもり……?」
耳元でそう低く囁かれて
━━━━━━━ゾクッ…!!
「──────……ッ」
体が
瞬時に震えた。