DEAR 2nd 〜Life〜
振り向けば、朝岡さんは手を振りながらこっちに来て
────…コツン。
あたしの額に冷たい缶ジュースを小突いた。
「お疲れ♪
今日も補習やったん?」
「………えっ?
あっ、ううん!!
───…って言うか、合格した………。」
「えぇぇぇ~!?!?!?
マジか!いつよ!?!?」
「うーんと、ほんのついさっき……。」
朝岡さんから缶ジュースを受け取り、照れながらもそう伝えれば
「……そっかぁ……
そっかそっか……!
───よかった………。
おめでとう!」
朝岡さんはまるで自分が合格したかのように、顔をくしゃくしゃにして笑ってくれた。
「……あ、ありがと……。」
段々体が熱くなり、冷えた缶ジュースを頬に当てて冷やしていると
「────あ!
じゃあさ、彩もよかったら学祭来てよ♪」
「────え?」
が……学祭?
「うん、俺の大学でやるんやけどさ♪
……えーと、ちょっと待てよ~。確かここに……」
朝岡さんは閃いたように何かを探し始め、
「────あ♪あったあった!よかった、ラス1やった。」
そう言って、あたしの手にポンっと何かを手渡してくれた。
「………これ……?」
まじまじと手のひらを見つめれば、
「───学祭のチケット♪
彩、受験かなぁって思ってたからさ、招待出来ひんかなぁって誘うの遠慮してたんやけど……
ちょうど受験終わったみたいやし、良かったら来て?
俺も、このライブ参加するからさ♪」
「───……えっ…!
ライブ………?」
「うん、彩が来てくれるんやったら俺120%くらいの力出して歌うから!♪」
───…そういえば…
そうだった…。
朝岡さんバンド組んでて、ヴォーカルだって話してくれたっけ……。
………見たいな……。
朝岡さんが歌う姿──…。
「───行くっ!!!!行きたいっ!」
そう即答すれば、朝岡さんはすごく嬉しそうに笑った。