DEAR 2nd 〜Life〜



……そうこうしてるうちに、やがて新学期が始まり






────……キュッキュッ♪







「ふんふんふーん♪」






久しぶりな顔合わせにザワつくクラスの中、あたしは自分の席で蛍光マジックで手帳に印を付けていた。







“じゃあ、学祭当日に車で迎えに行くから。



一緒に行こう。”







──…朝岡さんとそんな約束を交わし、来たる日に待ちきれず、手帳にグルグルと印を付ける。






……今週の日曜日まであと二日……。







────…カサッ。






大事に手帳に挟んでいたチケットを取り出し、ワクワクと胸を弾ませていると───……。







「───やっほーん♪

おはよーんっ♪」





「───あっ、ナナ!

おはようっ!」






ナナがいつものようにパンを食わえ、あたしの前の席に座った。






「あ゛ーあっつー!

残暑厳しすぎっしょ~…」





────…ガサガサ…。





ナナは開口一番に文句を垂らし、コンビニの袋からカフェオレを取り出す。





────……と……







「────あ!!

待ってナナ!それ見せて!」





「───え?……っておい!!ちょっと待てぇい!!!!取るなーっっ!!!!!」






─────ガサッ!






ナナの返事を待たず、コンビニ袋からチラリと見えた雑誌を取り出した。






────…パラパラ…。






夢中でページをめくるあたしに、ナナは雑誌を取り返すのを諦め、ハァッと呆れて






「……ったく何なの~?

せっかくナナが買ってきたとこなのにぃ~!!




……って、彩?

おーい、彩~?」







───…真剣に雑誌を見つめるあたしに何か異変を感じたのか、ナナも一緒に雑誌を見つめて来た。



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