DEAR 2nd 〜Life〜
「……んー……。
どうしよっかなぁ~……。」
雑誌を見ながら更に頭をひねってしまうあたしを見て、
「……だから何が?」
ナナはワケが分からないのか、雑誌を取られて不機嫌なのか、少々ムスッとした顔付きで聞いてきた。
「……だから何がって服だよ服~!!」
「────はぁぁあ?」
ナナはますますワケが分からないのか、眉間にシワを寄せ
「……服って………
────え!何これ!?!?」
────バッ!!!
ナナは机に置いてあったチケットを手に取って、素早く目を走らせた。
「────…学祭?
え、何なに?!?!
彩この大学の学祭行くの!?!?」
「そうなの!!!!!
だからさ、服どうしようかなぁって超迷っちゃって……」
「────え!?!?
もしかしてこれ朝岡さんの大学の?!?!」
「そうっ♪朝岡さんこの学祭のライブに出演するんだって♪
だからね、服どうしようかなぁって♪」
「─────え!?!?
ちょっと何でそんな事になってんの?!?!
ナナが目を離した夏休みの間に何でそうなっちゃったの!?!?
っつーか、ナナのチケットはないの?!?!」
「───ねー、ナナこのシャツ可愛くない?
───あっ、そうだ!
ネイルやってネイル~♪」
「人の話聞けよオイ!!!!!」
──…ナナに突っ込まれながらも。
ワケを話しながら髪やファッションをチョイス、相談に乗ってもらい……
「やーんっ!♪
やっぱナナにやってもらったネイル可愛いーいっ♪」
────…キラキラ…。
太陽に透かして、いくつものラインストーンが煌めく自分の指先を見てニッコリ。
「───…ネイル料金は
ポテチ希望~。」
「はいはい、分かったって。ありがとナナっ♪」
淡く光るピンクのネイルを見つめながら
「…………えへへ♪」
……楽しみだな♪
───当日を想像して、
何故か顔が綻ぶ自分がいた。