その手で触れて、そして覚えて。
颯生くんの言葉でわたしたちは寝室に移動し、ありのままの姿になり二人でベッドの布団の中で抱き合った。
「俺の温もり、覚えてくださいね。俺も七花さんの温もり、、、しっかり身体に覚えさせます。」
そう言って、颯生くんは強くわたしを抱き締める。
わたしもそんな颯生くんの温もりを忘れないように、颯生くんの腕の中でしっかりと自分の身体に覚えさせるよう颯生くんの胸に頬と耳をあて、颯生くんの鼓動を耳に焼き付けた。
それから手を重ね、それを見て颯生くんは「七花さんの手、小さい。」と言って、重ねた手をギュッと握り締めた。
「この手で、他の男に触れないでくださいね?」
「当たり前じゃない。触れるのは颯生くんだけ。」
そう言うとわたしは手を離し、颯生くんの頬に触れて、颯生くんの耳や輪郭、髪の毛、一つ一つに触れて、颯生くんの全てを愛おしく思った。
「颯生くんも、もっとわたしに触れて?そして、覚えて?」
颯生くんはわたしの言葉でスイッチが入ったようにわたしに覆い被さってくると、唇を重ね、いつもよりも深く激しくのに丁寧なキスをする。
そしてわたしの頬に触れ、そのまま滑らせるように首筋に手を添えると、わたしの耳の形を覚えるように愛撫し、その唇が首筋に移動したと思うと鎖骨にまで辿り着き、わたしの片方の小ぶりの胸を颯生くんは大きな手で撫でながら、もう片方の胸を愛撫し、わたしは吐息を漏らした。
颯生くんは胸を愛撫したあと、そのまま唇をしたへと這わせる。
「ちょ、ちょっと、颯生くん、、、!」
わたしは恥ずかしさから颯生くんを止めようとしたが、今日の颯生くんは止まらない。