契約の愛で結ばれたのは、まさかの敏腕CEO!?~独占欲滾るスパダリは極上溺愛で囲い離さない~
 その日の夜。

『ちょっと話がしたいの。私と颯馬さんのことで』

 優香にメッセージを送ると、すぐさま返事が返ってきた。

『えー! なになに? 気になる~。電話する? それとも会う? ってか颯馬さんも呼んじゃう?』

 察しているのかいないのか、相変わらずのテンションだ。

『できれば直接。真面目な話だから』
『ふーん、オッケー! じゃあココにしよ。誰にも邪魔されずにゆっくり話せるから。明後日で良い?』

 というメッセージとともに、Webページが送られてきた。

 そこには『花の宮旅館 池内グループ』と書かれている。
 タップして確認すると、高級そうな旅館の案内が書かれている。

(優香の家が持っている旅館? 離れの個室を用意したの? いつものバーとか居酒屋かと思ったのに)

 優香は家のことを話したがらない。
 幼い頃から一緒にいたが、家のことは全く聞いたことがない。

 それなのに、自分の家が経営している旅館を指定したのは意外だった。

(なんでだろう? まぁいいけど)

『良いよ。じゃあ土曜日ね』

 メッセージを送り終えた茉莉花は、早めに就寝した。
 モヤモヤが晴れたおかげでその日はぐっすり眠ることができた。



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