契約の愛で結ばれたのは、まさかの敏腕CEO!?~独占欲滾るスパダリは極上溺愛で囲い離さない~
花の都旅館は、海の近くにあった。
旅館に着いてフロントで名前を言うと、すぐ部屋に案内された。
「ごゆっくりお過ごしください」
本館からは少し離れている静かな部屋で、茉莉花は用意されていたローテーブルの前に座る。
(優香の家はこんなに立派な旅館を持っていたのね。財閥って言っていたもんな。私って、優香の家のこと何も知らなかったんだなあ。ここに招待してくれたってことは、前よりもっと心を開いてくれたってこと?)
などと呑気に考えていると、ほどなく優香がやって来た。
「お待たせー。急に真面目なメッセージ来たからビックリしたよお」
「ごめんね。素敵なお部屋を取ってくれてありがとう」
「ここ良いでしょー! それで? 話ってなあに?」
正面に座った優香は、いつものように可愛らしく首を傾げている。
茉莉花は背筋を伸ばした。
「あのね、最近優香はメッセージで颯馬さんの話を送ってくるでしょう? 私達、付き合っているから……ああいう事を言われるのは、少し反応に困るの。それに、颯馬さんにも頻繁に会っているでしょう? 彼も少し困っているから控えてほしいの」
少し上擦った声だったが、優香の目を見てはっきりと言い切った。
(い、言えた!)
優香はというと、面白そうにクスクスと笑っていた。
旅館に着いてフロントで名前を言うと、すぐ部屋に案内された。
「ごゆっくりお過ごしください」
本館からは少し離れている静かな部屋で、茉莉花は用意されていたローテーブルの前に座る。
(優香の家はこんなに立派な旅館を持っていたのね。財閥って言っていたもんな。私って、優香の家のこと何も知らなかったんだなあ。ここに招待してくれたってことは、前よりもっと心を開いてくれたってこと?)
などと呑気に考えていると、ほどなく優香がやって来た。
「お待たせー。急に真面目なメッセージ来たからビックリしたよお」
「ごめんね。素敵なお部屋を取ってくれてありがとう」
「ここ良いでしょー! それで? 話ってなあに?」
正面に座った優香は、いつものように可愛らしく首を傾げている。
茉莉花は背筋を伸ばした。
「あのね、最近優香はメッセージで颯馬さんの話を送ってくるでしょう? 私達、付き合っているから……ああいう事を言われるのは、少し反応に困るの。それに、颯馬さんにも頻繁に会っているでしょう? 彼も少し困っているから控えてほしいの」
少し上擦った声だったが、優香の目を見てはっきりと言い切った。
(い、言えた!)
優香はというと、面白そうにクスクスと笑っていた。