契約の愛で結ばれたのは、まさかの敏腕CEO!?~独占欲滾るスパダリは極上溺愛で囲い離さない~
 そのまま素早く上半身の服を脱ぐと、引き締まった身体が現れる。
 茉莉花はそれを見た途端、目を逸らした。
 心臓の高鳴りが颯馬にまで聞こえてしまいそうだった。

 今から行われる行為を想像すると、心臓が破裂しそうだ。

「緊張していますか?」

 茉莉花は目をギュッと閉じて、頷いた。

「ご、ごめんなさい。いい年して……」

 恥ずかしいやら情けないやらで、颯馬のことを見られない。
 そんな様子を見た颯馬は愛おしそうに微笑んだ。

「大丈夫ですよ」

 額に優しく口づけをされて思わず目を開けると、楽しそうな颯馬が目に入る。

「僕も緊張しているので、一緒ですね」

 その言葉が、その表情が、たまらなく愛おしくなった茉莉花は、そっと彼の胸板に手を置く。

 ドクドクと颯馬の心臓の音が茉莉花に伝わってくる。

(一緒だ……)

 もう少しだけ彼の音を感じていたい。茉莉花は空いていた手を彼の身体に伸ばす。

 その瞬間、颯馬は少しだけ眉をひそめて、茉莉花の服に手をかけた。

「あまり煽らないで。限界です」

 そう言うや否や、あっという間に茉莉花の服を脱がせてしまった。
 そのまま鎖骨に唇が押し当てられる。
 彼の手が胸のふくらみを優しく撫で、そのまま下に降りていく。

 茉莉花は自分の口から漏れ出る声を抑えながら、颯馬の背中に手を回す。


 二人は身体中の熱を分かち合いながら、心の底から繋がり合った。


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