俺様同期の執着愛
「……わかった。でも、ちゃんとシャワー浴びて」
「無理」
「えっ……?」

 柚葵は慣れた手つきで私の上着をめくり、下着を緩めた。瞬く間に肌をさらす形になり、ひやりとした空気が当たる。
 だけど、彼の手が熱いので寒くなくてむしろ心地いい。

 柚葵が私の首筋に舌を這わせた。
 いつもより少し強引で、それなのに私の体はいちいち反応した。
 だけど、彼はいつもと違う行動に出た。

「ひゃっ、何……?」

 柚葵は私の首筋に吸いついたのだ。
 慌てて体を引いて逃れようとしたけど、彼は私の腰をがっちり掴んで動けないようにした。

「やっ、やめて。だめっ」
「なんで?」

 柚葵の声が耳もとで低く響いて、ぞくりと全身が震えた。

「あ、あとが、ついちゃうでしょ」
「だめなのか?」
「当たり前でしょ。恋人じゃないんだから!」

 勢いでそう言うと、彼は少し顔を離し、私をじっと見つめた。
 その表情は少し困惑しているみたいで、こっちが困惑してしまう。

 なんで、そんな、残念そうな顔をするの?

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