俺様同期の執着愛
 手をつないでイルミネーションの中を歩く。
 綾芽がとなりでぴったりくっついている。
 吐く息を白くして、頬と鼻の先がわずかに赤く染まって、それがまた最高に可愛い。

 ふと、綾芽が立ち止まった。
 その反動で俺も足を止める。

「どうした? 綾芽」
「えっと……私、実は柚葵に、謝らないといけないことがあるの」

 どきりとした。
 なんで、こんな最高の気分のときに謝罪する必要があるんだ?
 まさか、付き合うのやっぱりやめようとか?

 急に不安に襲われて緊張してきた。
 やっぱりやめようと言われたら俺、どーしよ。
 もう綾芽しか考えられないのに――

「あのね、柚葵……」

 綾芽が言いにくそうに目線をそらす。
 俺は心臓がバクバクして息が止まりそうになっている。
 内心めちゃくちゃ焦っている。

 綾芽が申し訳なさそうな顔で見上げるから、不安が一気に高まった。
 そのあとの言葉を聞きたくない――

「私、今日、なっちゃったの!」
「……へっ?」

 何が?

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