敏腕システムエンジニアの優しすぎる独占欲〜誰にでも優しい彼が、私にだけ甘すぎる〜
柊真はすぐにその涙に気づき、優しく拭いながら微笑む。

「私も同じだよ。柊真に出会って、私の世界が変わったの。……あの雨の日、柊真が手を差し伸べてくれた日から、私はずっと幸せ」
「……そっか」

柊真さんは静かに頷き、そっと私の額に唇を寄せた。

「改めてだけど、俺と一緒にいると決めてくれて、ありがとう。……一生をかけて、大切にする。絶対に、お前の幸せは俺が守るから」

「私も。柊真にも『幸せだ』って思ってもらえるように、これからずっと、一生をかけて支えたい」

誓うように伝えると、柊真さんは私を強く抱きしめた。

その温もりに応えるように、私もそっと腕を回す。

これまでの苦しみも、痛みも、すべてがこの瞬間のためにあったのだと思えるほど、心が満たされていく。

過去に囚われていた私たちは、ふたりならきっと、もう後ろを振り返ることはないだろう。

「愛してるよ、茉莉」
「私も、愛してる」

窓の外には、美しく輝く夜景。
未来はまだ見えないけれど、どんな道を歩んでも、きっとこの人が隣にいる。

——この先もずっと、二人で幸せを積み重ねていく。
その輝かしい将来が思い浮かぶことこそが、幸せで尊いもののはず。

これから始まる新しい日々が、どこまでも光に満ちたものでありますようにーー。

そう願いを込めて、私たちは笑いあった。
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