好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~
「なんで渚が映画館なんて行ってるの? 浮気!?」
「ちげえよ…。一人で買い物してるときに通りがかったの」
「そんなところで一人で買い物!? ありえない! 浮気だ!!」
姉ちゃんが一人で騒ぎ出した。
渚くんがなだめてる。
もうすぐ姉ちゃんの誕生日だからプレゼント買ってたとかそんな感じでしょ、多分…。
姉の痴話げんかなんて見たくないので、自室に退散した。
部屋に入って、今日買ったものを机に並べる。
ん~、どんな感じで仕上げようかな…。
それを考える時間がすごく好きだ。
美術部に入ることも勧められたりしたけど、やっぱり俺はこうやって自由に自分の作品を作るのが好き。
今日買ったものと、もともと自分が持ってるパーツを組み合わせたりして作品作りに没頭した。
その日は夜遅くまで作品作りに集中して。
次の日はぼーっとしながら学校に行った。
「購買行くか~」
友達の穂高に連れられて、昼休みにふらふらと購買に行く。
購買はいつも通りすごい人…。
並んでたら、後ろから小糸ちゃんの声が聞こえた。
「風里先輩!」
「あ~、小糸ちゃん。やっほー」
人が多いからあんまり喋れない…。
小糸ちゃんは友達といて、「焼きそばパンまだ残ってるかな~」なんて話してた。
俺たちの順番になる。
焼きそばパン、あと1個だ…。
俺は焼きそばパンと、自分が食べる分を買う。
「小糸ちゃん、はい」
「えっ!?」
俺が小糸ちゃんに焼きそばパンをぽんっと渡すと、小糸ちゃんが俺と焼きそばパンを交互に見た。
「いいんですか!?」
「ラストだったからね~」
そして満面の笑顔…。
良い笑顔だ…。
「ありがとうございます!」
「ん~、じゃあね」
そう言って手をひらひら振って教室に戻った。
「ちげえよ…。一人で買い物してるときに通りがかったの」
「そんなところで一人で買い物!? ありえない! 浮気だ!!」
姉ちゃんが一人で騒ぎ出した。
渚くんがなだめてる。
もうすぐ姉ちゃんの誕生日だからプレゼント買ってたとかそんな感じでしょ、多分…。
姉の痴話げんかなんて見たくないので、自室に退散した。
部屋に入って、今日買ったものを机に並べる。
ん~、どんな感じで仕上げようかな…。
それを考える時間がすごく好きだ。
美術部に入ることも勧められたりしたけど、やっぱり俺はこうやって自由に自分の作品を作るのが好き。
今日買ったものと、もともと自分が持ってるパーツを組み合わせたりして作品作りに没頭した。
その日は夜遅くまで作品作りに集中して。
次の日はぼーっとしながら学校に行った。
「購買行くか~」
友達の穂高に連れられて、昼休みにふらふらと購買に行く。
購買はいつも通りすごい人…。
並んでたら、後ろから小糸ちゃんの声が聞こえた。
「風里先輩!」
「あ~、小糸ちゃん。やっほー」
人が多いからあんまり喋れない…。
小糸ちゃんは友達といて、「焼きそばパンまだ残ってるかな~」なんて話してた。
俺たちの順番になる。
焼きそばパン、あと1個だ…。
俺は焼きそばパンと、自分が食べる分を買う。
「小糸ちゃん、はい」
「えっ!?」
俺が小糸ちゃんに焼きそばパンをぽんっと渡すと、小糸ちゃんが俺と焼きそばパンを交互に見た。
「いいんですか!?」
「ラストだったからね~」
そして満面の笑顔…。
良い笑顔だ…。
「ありがとうございます!」
「ん~、じゃあね」
そう言って手をひらひら振って教室に戻った。