好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~
「昨日も先輩は素敵だったよ~…」
あたしは、体育の授業が終わり、教室に戻るまでの廊下で、友達の明莉に先輩の話をする。
明莉は小柄でぽわんとしたかわいくて良い子。
あたしは明莉にいつも同じ話をしてるけどちゃんと毎回聞いてくれる。
「小糸ちゃんは先輩と付き合いたいとか思うの?」
「そんな恐れ多いことは考えてない!」
アイドルを推してるみたいなもんだよ…。
付き合いたいなんて思うわけがない。
なんて話しながら歩いてたら、前から歩いてくる人とぶつかった。
あたしは後ろによろける。
転ぶ! と思った瞬間、誰かによって肩を抱き留められた。
ぱっと上を見上げると…風里先輩だ…。
あたしは慌てて体制を立て直す。
「すみません!」
「大丈夫?」
先輩はいつも通りの優しい笑顔…。
一気に顔が赤くなるのを感じる。
先輩はそのままあたしたちの先を歩いていった。
「良かったね~」
明莉があたしにニコニコと言ってくる。
だけど…。
「やっぱり覚えられてない~…」
あんなにお店で顔合わせてるのに、学校で会っても気づいてもらえてないんだもん…。
どんだけ眼中にないの、あたし…。
まあいいんだけどさ…。
あたしは、体育の授業が終わり、教室に戻るまでの廊下で、友達の明莉に先輩の話をする。
明莉は小柄でぽわんとしたかわいくて良い子。
あたしは明莉にいつも同じ話をしてるけどちゃんと毎回聞いてくれる。
「小糸ちゃんは先輩と付き合いたいとか思うの?」
「そんな恐れ多いことは考えてない!」
アイドルを推してるみたいなもんだよ…。
付き合いたいなんて思うわけがない。
なんて話しながら歩いてたら、前から歩いてくる人とぶつかった。
あたしは後ろによろける。
転ぶ! と思った瞬間、誰かによって肩を抱き留められた。
ぱっと上を見上げると…風里先輩だ…。
あたしは慌てて体制を立て直す。
「すみません!」
「大丈夫?」
先輩はいつも通りの優しい笑顔…。
一気に顔が赤くなるのを感じる。
先輩はそのままあたしたちの先を歩いていった。
「良かったね~」
明莉があたしにニコニコと言ってくる。
だけど…。
「やっぱり覚えられてない~…」
あんなにお店で顔合わせてるのに、学校で会っても気づいてもらえてないんだもん…。
どんだけ眼中にないの、あたし…。
まあいいんだけどさ…。