好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~
「小糸ちゃんは、かわいい後輩だなーと思ってるよ」
思っていることをそのまま伝えてみた。
だけど、小糸ちゃんは涙目になった…。
あああ、そんな顔しないで…。
「あたしはこんなに好きなのに、先輩はちっともあたしのこと見てくれない!」
小糸ちゃんがそう言って半泣きのまま怒り出した。
「もう会ったり話したりするの…いやだ!」
目に涙をいっぱい貯めて。
こんな状況で、不謹慎にもそれがちょっとかわいいなんて思っちゃう俺…。
俺ってSっ気あるかも…。
小糸ちゃんは泣きながら反対方向に歩き始めた。
「小糸ちゃん、待って」
そう言って小糸ちゃんの腕をつかんだものの、すぐに振りほどかれる…。
どうすることもできない俺は、小糸ちゃんの後ろ姿を目で追うしかなくて。
無様だな…。
そのまま一人で家に帰った俺。
「小糸ちゃんは?」
「俺のせいで帰っちゃった…」
「はあ?」
あんまり事情を説明するわけにもいかないし…。
明莉ちゃんが小糸ちゃんに電話をかけたけど、出ないらしい。
小糸ちゃんのこと、傷つけてしまった…。
それがなんとも悔しくて、自分で傷つけたくせに、小糸ちゃんのことが心配だった。
思っていることをそのまま伝えてみた。
だけど、小糸ちゃんは涙目になった…。
あああ、そんな顔しないで…。
「あたしはこんなに好きなのに、先輩はちっともあたしのこと見てくれない!」
小糸ちゃんがそう言って半泣きのまま怒り出した。
「もう会ったり話したりするの…いやだ!」
目に涙をいっぱい貯めて。
こんな状況で、不謹慎にもそれがちょっとかわいいなんて思っちゃう俺…。
俺ってSっ気あるかも…。
小糸ちゃんは泣きながら反対方向に歩き始めた。
「小糸ちゃん、待って」
そう言って小糸ちゃんの腕をつかんだものの、すぐに振りほどかれる…。
どうすることもできない俺は、小糸ちゃんの後ろ姿を目で追うしかなくて。
無様だな…。
そのまま一人で家に帰った俺。
「小糸ちゃんは?」
「俺のせいで帰っちゃった…」
「はあ?」
あんまり事情を説明するわけにもいかないし…。
明莉ちゃんが小糸ちゃんに電話をかけたけど、出ないらしい。
小糸ちゃんのこと、傷つけてしまった…。
それがなんとも悔しくて、自分で傷つけたくせに、小糸ちゃんのことが心配だった。