雨はまだ降り続いている…〜秘密の契約結婚〜
我慢を止めた悠翔さんは、近くにあったソファの上に私を押し倒してきた。

「奈緒…」

再びキスをしてきた。今度はいきなり激しいキスから…。
悠翔さんのキスに応えるだけで必死で。息つく暇もないほどに激しいキスを降り注いでくる。

「脱がしてもいい?」

悠翔さんの問いに首を縦に頷いた。すると悠翔さんは私の上着を優しく脱がしてくれた。
そしてそのまま下着も脱がされた。上裸にされて恥ずかしい…。

「奈緒、とても綺麗…」

私の上裸を見て、悠翔さんが綺麗だと言ってくれた。
好きな人に綺麗だと言ってもらえて嬉しかった。

「ありがとうございます…」

「あまりにも綺麗だから、見惚れてしまう…」

見惚れてもらえるのは有難いが、このまま何も手を出されないまま終わるのは嫌だ。

「手出してくれないんですか?出してくれないと嫌です…」

悠翔さんに手を出されることを待ち望んでいる自分がいる。
悠翔さんは違うのかな?私とするのが嫌なのかな?と考えてしまう。

「手を出さないなんてことは有り得ない。男として据え膳食わないわけにはいかないからな」

すると悠翔さんは私の胸に優しく触れてきた。そのまま優しい手つきで胸を揉まれた。
悠翔さんの手の温もりがとても心地良くて。ただそれだけで気持ちいいと感じた。

「…肌がすべすべで触ってるだけで気持ちいい」

悠翔さんも触れているだけで気持ちいいんだ…。
悠翔さんも気持ちいいことが嬉しかった。

「もっと奈緒を気持ちよくさせてもいい?」

既に私が気持ちいいと感じているのがバレていたみたいだ。
恥ずかしいけれど、悠翔さんに感じていることが伝わって安心している自分もいる。

「いいですよ。気持ちよくしてください…」

私がそう言うと、悠翔さんは胸の先端に触れてきた。
久しぶりに触れられた胸の先端に、私の身体は過敏に反応してしまう。
そんな私を見て、悠翔さんは喜んでいる。更に触れる手の温もりが深く甘くなっていく。
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