雨はまだ降り続いている…〜秘密の契約結婚〜
「結婚式が楽しみだな。どんな式にしよう…」
一方、悠翔は私とは違い、とても楽しみにしている。プランナーさんとの打ち合わせの時もノリノリで相談をしていた。
その時に聞いた悠翔のプランがあまりにも盛大すぎて。私はそこまで盛大の式じゃなくてもいいのに…と思ったが、お金を出すのは悠翔なので、黙って見守ることにした。
「そうだね。楽しみだね」
ふと凌大さんに言われた言葉が頭を過ぎる。“問題を二人で一緒に解決していく。それが一番大事なことだから”…。
なんだか今、一番大事なことを見失っているような気がする。同じ歩幅で歩いていかなければならないのに、私だけが取り残されている。
でも言えない。せっかく悠翔のお金で式を挙げるのだから、悠翔のやりたいようにやるのが良いはず。
モヤモヤした気持ちを胸に抱いたまま、私は自分の感情を見て見ぬふりを続けることにした。
これが正しいと思った。それで成立するなら、私が我慢すればいいと…。
でもその結果、悠翔が考えている結婚式のスケールはどんどん大きくなっていった。
打ち合わせで話を聞く度に、私の心は違和感を感じた。
さすがにそろそろ本音を言おうと何度も思ったが、ずっと本音は心の奥底にしまったままでいる。
このままじゃまずい。私が納得していないのに、今のプランのまま結婚式をするのは…。
そう思っているのに、なかなか言葉が出てこない。言いたいことが言えないもどかしさが、心の中の違和感を肥大化させていった。
「こちらから一つ提案をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
ずっと見守ってくれていたプランナーさんから、初めて提案を頂いた。
「はい。なんでしょうか」
「旦那様がやりたいことは分かったのですが、奥様はどんな結婚式にしたいのかまだお話を聞けておりません。奥様はどうしたいですか?」
きっとプランナーさんは、私の表情をずっと見てきたからこそ、私の違和感に気づいてくれた。
だからこそ私が意見を言いやすいように、この場を設けてくれたのかもしれない。
この場を設けてくれたプランナーさんのためにも、ちゃんと自分の本音を話すことにした。
「私は…、」
何て言おう。思ったことをありのまま話すのは違う。悠翔を傷つけるような気がして。
言おうと決心したものの、いざ言おうと思うと言葉に詰まる。
悠翔を信頼していないわけじゃない。私自身の問題で。どうしたらいいのか分からない。
一方、悠翔は私とは違い、とても楽しみにしている。プランナーさんとの打ち合わせの時もノリノリで相談をしていた。
その時に聞いた悠翔のプランがあまりにも盛大すぎて。私はそこまで盛大の式じゃなくてもいいのに…と思ったが、お金を出すのは悠翔なので、黙って見守ることにした。
「そうだね。楽しみだね」
ふと凌大さんに言われた言葉が頭を過ぎる。“問題を二人で一緒に解決していく。それが一番大事なことだから”…。
なんだか今、一番大事なことを見失っているような気がする。同じ歩幅で歩いていかなければならないのに、私だけが取り残されている。
でも言えない。せっかく悠翔のお金で式を挙げるのだから、悠翔のやりたいようにやるのが良いはず。
モヤモヤした気持ちを胸に抱いたまま、私は自分の感情を見て見ぬふりを続けることにした。
これが正しいと思った。それで成立するなら、私が我慢すればいいと…。
でもその結果、悠翔が考えている結婚式のスケールはどんどん大きくなっていった。
打ち合わせで話を聞く度に、私の心は違和感を感じた。
さすがにそろそろ本音を言おうと何度も思ったが、ずっと本音は心の奥底にしまったままでいる。
このままじゃまずい。私が納得していないのに、今のプランのまま結婚式をするのは…。
そう思っているのに、なかなか言葉が出てこない。言いたいことが言えないもどかしさが、心の中の違和感を肥大化させていった。
「こちらから一つ提案をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
ずっと見守ってくれていたプランナーさんから、初めて提案を頂いた。
「はい。なんでしょうか」
「旦那様がやりたいことは分かったのですが、奥様はどんな結婚式にしたいのかまだお話を聞けておりません。奥様はどうしたいですか?」
きっとプランナーさんは、私の表情をずっと見てきたからこそ、私の違和感に気づいてくれた。
だからこそ私が意見を言いやすいように、この場を設けてくれたのかもしれない。
この場を設けてくれたプランナーさんのためにも、ちゃんと自分の本音を話すことにした。
「私は…、」
何て言おう。思ったことをありのまま話すのは違う。悠翔を傷つけるような気がして。
言おうと決心したものの、いざ言おうと思うと言葉に詰まる。
悠翔を信頼していないわけじゃない。私自身の問題で。どうしたらいいのか分からない。