雨はまだ降り続いている…〜秘密の契約結婚〜
そしていよいよ知人によるスピーチの番がやってきた。
悠翔はさておき、私には友人と呼べる友人がいない。正直、誰にスピーチをしてもらおうか悩んだ。
そもそも結婚式に招待できる友人もいないのに、スピーチを頼むなんて。悠翔だけやってもらって、自分だけやらないわけにはいかない。
どうしよう。誰を呼べばいいの?悩んでいた時に偶然、大学時代の友人から連絡がきた。
《奈緒、久しぶり。どう?元気にしてる?》
大学時代に唯一、一番仲が良かった友人の茉莉花からの連絡だった。
茉莉花とは私が引きこもる前までは月に一度、遊んだりするほど仲が良かった。
しかし私が引きこもるようになり、誘いを断り続けていたら連絡が途絶えたので、もうってきり二度と連絡がこないものだとばかり思っていた。
だから驚いた。久しぶりに茉莉花から連絡がもらえて。でもどうして茉莉花から連絡をもらえたのだろう。
茉莉花が私に連絡をくれた理由を知るためにも、茉莉花に返事を返そう。
しかし、いざ返事を返そうと思うと、何て返事を返したらいいのかが分からない。
それでもあーだこーだ悩みながら返信をしてみようと考えてみたが、全く言葉が思い浮かばず。結局、返信を返さないまま一週間が過ぎた。
さすがにそろそろなんでもいいから返信を返そうと思っていたら、茉莉花から再度連絡が届いた。
《ずっと連絡しなかったのに、今更になって突然、連絡をしてごめんね。
奈緒と会えなくなってから、奈緒がどうしてるのかずっと気になってたの。
でも何て連絡をしたらいいのか分からなくて。一旦、距離を置けばそのうち奈緒の方から連絡をしてきてくれるかなって思って待ってみたんだけど、待ってみても奈緒から連絡がこなくて。
どうしたらいいのか分からなくて、私の方から連絡をさせてもらいました。既読がついているってことは、ブロックはされていないみたいで安心しました。
奈緒さえ良ければ、また奈緒に会いたいと思っているので、お返事をお待ちしております》
茉莉花からのメッセージを読んで、私は涙を流した。
私がどうしたらいいのか分からないように、茉莉花も同じように悩んでいたのだと。
勝手にもう友達じゃないと決めつけて、私は茉莉花と壁を作っていた。
悠翔はさておき、私には友人と呼べる友人がいない。正直、誰にスピーチをしてもらおうか悩んだ。
そもそも結婚式に招待できる友人もいないのに、スピーチを頼むなんて。悠翔だけやってもらって、自分だけやらないわけにはいかない。
どうしよう。誰を呼べばいいの?悩んでいた時に偶然、大学時代の友人から連絡がきた。
《奈緒、久しぶり。どう?元気にしてる?》
大学時代に唯一、一番仲が良かった友人の茉莉花からの連絡だった。
茉莉花とは私が引きこもる前までは月に一度、遊んだりするほど仲が良かった。
しかし私が引きこもるようになり、誘いを断り続けていたら連絡が途絶えたので、もうってきり二度と連絡がこないものだとばかり思っていた。
だから驚いた。久しぶりに茉莉花から連絡がもらえて。でもどうして茉莉花から連絡をもらえたのだろう。
茉莉花が私に連絡をくれた理由を知るためにも、茉莉花に返事を返そう。
しかし、いざ返事を返そうと思うと、何て返事を返したらいいのかが分からない。
それでもあーだこーだ悩みながら返信をしてみようと考えてみたが、全く言葉が思い浮かばず。結局、返信を返さないまま一週間が過ぎた。
さすがにそろそろなんでもいいから返信を返そうと思っていたら、茉莉花から再度連絡が届いた。
《ずっと連絡しなかったのに、今更になって突然、連絡をしてごめんね。
奈緒と会えなくなってから、奈緒がどうしてるのかずっと気になってたの。
でも何て連絡をしたらいいのか分からなくて。一旦、距離を置けばそのうち奈緒の方から連絡をしてきてくれるかなって思って待ってみたんだけど、待ってみても奈緒から連絡がこなくて。
どうしたらいいのか分からなくて、私の方から連絡をさせてもらいました。既読がついているってことは、ブロックはされていないみたいで安心しました。
奈緒さえ良ければ、また奈緒に会いたいと思っているので、お返事をお待ちしております》
茉莉花からのメッセージを読んで、私は涙を流した。
私がどうしたらいいのか分からないように、茉莉花も同じように悩んでいたのだと。
勝手にもう友達じゃないと決めつけて、私は茉莉花と壁を作っていた。