【短】卒業〜飯田理子の場合〜
「俺は、理子と惰性で付き合ってもいないし、ましてや身体目当てなんかじゃない。確かに最近は友達との付き合いとか卒業後の事で忙しくて、色んな事足りてなかったよな。ごめん。理子なら分かってくれてるって、甘えてた。」

「好きだよ、理子。別れたくない。」

「〜〜本当に私でもいいの?」

「理子がいいんだよ。理子以外はいらない。」

「……私、こんなはた迷惑で面倒くさい女だよ?」

「それでも理子がいいって思うくらいには、理子に惚れてる。それに、これからは思ってる事ちゃんと聞かせて」

約束、と言って指を絡ませてくる。

彼は私の涙腺を崩壊させる天才かもしれない。
涙腺だけじゃない。私の感情の全ては、彼に起因しているから。

怒りも、哀しみも、喜びでさえもーー
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