救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
大きな木の幹ほどの太さのある枝を渡り廊下のように進み、サブリナは小さくため息をついた。
「……ここは、マクティア公爵邸……という、ことになるわね?」
王家の森近くにある邸は、魔界の門を封印してくれるというルーファスのために買い取られた邸で、役目を終えた後に、彼たっての希望で元の主人へと戻すことにしていた。
そして、元々は王家の直轄地であったマクティア公爵領には、立派な邸館(マナーハウス)はあるものの、ルーファスはまだ社交期に王都で過ごす邸宅(タウンハウス)を持ってはいなかった。
「そうだね……別にここから城へと通えるし、僕らならば馬車も必要ない。ただ……風情がないから、やはりアシエード王国では、貴族らしい生活をした方が良いだろうね」
ルーファスはサブリナへと意味有ありげに微笑んで、目の前にあった扉をゆっくりと開いた。そこには、天蓋付きの王族が使うような立派なベッドがあって、開かれた窓には高原のような美しい風景があった。
この風景がとてもあの木の上にあった小屋の中とは思えずに、サブリナは驚いてルーファスに言った。
「……ここは、マクティア公爵邸……という、ことになるわね?」
王家の森近くにある邸は、魔界の門を封印してくれるというルーファスのために買い取られた邸で、役目を終えた後に、彼たっての希望で元の主人へと戻すことにしていた。
そして、元々は王家の直轄地であったマクティア公爵領には、立派な邸館(マナーハウス)はあるものの、ルーファスはまだ社交期に王都で過ごす邸宅(タウンハウス)を持ってはいなかった。
「そうだね……別にここから城へと通えるし、僕らならば馬車も必要ない。ただ……風情がないから、やはりアシエード王国では、貴族らしい生活をした方が良いだろうね」
ルーファスはサブリナへと意味有ありげに微笑んで、目の前にあった扉をゆっくりと開いた。そこには、天蓋付きの王族が使うような立派なベッドがあって、開かれた窓には高原のような美しい風景があった。
この風景がとてもあの木の上にあった小屋の中とは思えずに、サブリナは驚いてルーファスに言った。