リアル・アクション・アプリ
ためにし自分のスマホで【R‐リアル】と検索してみると、五十嵐花子がやっていた2分以内に写真の投稿するアプリのことだと解説されている。

「じゃ、じゃあ、わたしたちがダウンロードした【R‐リアル】は本物の【R‐リアル】じゃなかったかもしれないってこと?」

「そうかもしれないね。僕も、まんまと騙されたのかも」
洋太さんが下唇を噛んだ。

類似アプリはきっと沢山出てきているはずだ。
その中のひとつに引っかかってしまったということか。

「気になるのは、五十嵐花子って子はこのアプリに興味がないのに、やらされていたってところだな。どういうことなんだろうな?」
昇が顎に手を当てて呟いた。
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