泣ける程に愛してる。
わたしは自分の薬指にはめられた指輪を見て、何だか感動してしまった。
綺麗、、、
これが結婚指輪なんだ。
「サイズは丁度良さそうですね。」
店員さんがそう言うと、啓人はわたしの薬指を見つめたあと「すいません、ピンクゴールドの方も見せていただいていいですか?」と言った。
そして、今ははめたシルバーの指輪をはずしたあと、今度はピンクゴールドの方の指輪も試着させてもらった。
すると、啓人の表情がパッと変わり納得したように「うん、咲にはこっちの方が似合ってる!」と言ったのだ。
「咲はどう?」
「え、どうって、、、可愛いとは思うけど、、、」
「納得いかない?」
「いや、そうじゃなくて!」
「じゃあ、これに決まりだな!」
そう言って、啓人は微笑んだ。
啓人、正気?
こんな高い結婚指輪を即決しちゃうなんて、、、
わたしが戸惑っていることなんてお構い無しに、どんどんと購入手続きへと進んでいき、啓人はお会計の時にクレジットカードを出し「一括で。」と言っていた。
い、一括?!
二人分の指輪で桁が一つ増えたのに、一括?!
わたしは何だか、啓人に申し訳なくなってきてしまっていた。