泣ける程に愛してる。

「でも、啓人。これ、何個買ったの?」
「20個。」
「20個?!買いすぎ!」
「いやぁ、咲が好きだって言ってたから。」

わたしは啓人の言葉に笑うと、「しばらく杏仁豆腐には困らないね。」と言った。

わたし、、、啓人のことが好きなんだ。

わたしの感情は、良くも悪くも啓人の言動に動かされている。

いずれ離れなきゃいけないことは分かってる。

でも、今を楽しもう。
今の幸せを噛み締めよう。


次の週明け、林課長はわたしを見るなり、本城さんとの打ち合わせを兼ねての食事に行った日の話をし始めた。

「蓮見がさ、KA◯DIのパンダを買いたい!とか言い出してさぁ!」
「おい!林!やめろ!」

恥ずかしそうに林課長を止めようとする啓人。

しかし、林課長はニヤニヤしながら話をやめる気はなさそうで、

「本城さんがKA◯DIよく行くって言ってたから、蓮見は一生懸命"嫁がKA◯DIのパンダが好きで!"って説明しててさ!本城さんも"パンダ??"って感じだったけど、やっと見つけて、あるだけ買い占めてたよ!本城さんなんて笑いながら"蓮見くんって意外と愛妻家なのね〜!"なんて言ってて!」

と、説明してくれた。

啓人は「林、、、お前、覚えてろよぉ、、、?」と耳を真っ赤にしながら言っていて、それをわたしはクスクス笑いながら聞いていた。

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