泣ける程に愛してる。

それからわたしたちは、豪華な部屋食をいただき、それぞれ大浴場へ温泉に入りに行った。

わたしは温泉に浸かりながら、大きな窓から外を眺めながら思った。

今、こんなに幸せでいいのかな。

こんなに啓人に大切にしてもらっていて、「はい、離婚!」だなんて、、、気持ちの整理が出来るのかなぁ。

入籍をしてから、いつの間にかもう半年が経とうとしている。

毎日、啓人から伝わってくる優しさや思いやり、、、

これは今だけなのかな。
契約結婚期間が終了したら、スッパリ無くなるのかな、、、

この半年でこんなに好きな気持ちを抱いているのは、わたしだけ?

啓人も同じだったらいいのに、、、
啓人も、、、わたしと同じ気持ちだったらいいのに、、、

そして、温泉からあがったわたしは浴衣を着て部屋に戻った。

すると、先に啓人が戻って来ていたのだが、既に布団が敷かれ、啓人はその布団の上でくつろいでいた。

ふ、布団が、、、くっついて敷かれている。

「啓人、、、布団が、、、」
「ん?布団が何?」
「く、くっついてる!」
「あぁ、いつも同じベッドで寝てるんだから、変わらなくない?」

いや、そうだけど、、、
布団となると、何か雰囲気が違うから、、、

変にドキドキしてしまっている自分がいた。

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