地味子の私が天才アイドルたちに溺愛されまくりです!?①
「ん?どうした?」

「ん、来てくださいっ」

「え?」

な、なんでハグされるのを待ってるんだ?

「ま、まだ怖いんですぅ」

うっ…………天使すぎるっ

「んぐっ…………わ、わかったよ」

も、もうヤバすぎる…………

なながかわいすぎるんだが!?でも

ななにハグされるのは本望じゃないな…………

俺の方から抱き締めた

強すぎると壊れてしまいそうで怖かった

ピカッ

なながビクッとしたやっぱり怖いんだな

「こ、怖いですっ」

ぎゅっと目を瞑って俺にぎゅっとしてきた

「大丈夫だから安心して寝ろ」

俺が頭を撫でると安心した表情を見せた

「すぅーすぅー」

ん?寝たか?

「どれだけ俺をドキドキさせたら気がすむんだ」

独り言のように呟いたななはかわいすぎる

「んふふ、ラッブラブだね」

っは?いつから見てたんだ!?

「いつからいた」

「ん~?陸斗くんが~ななちゃんを~抱っこするところからかなぁ?」

クッソ見られてたのかよ

…………はっず

「早く自分の所に帰れ」

「え~?陸斗くんは~?」

「ななを起こす訳には行かないからな」

「はいは~い」

はぁちゃんと反省してるのか!?

「失礼しました~」

ななの幸せそうな寝顔を見て俺の顔もほころんだ

「んぅ~私の好きな人は~」

ッ!?………………

ななには好きな人がいた

……………もう俺が好意をよせても意味がない

そう思った瞬間どん底に突き落とされた感覚だった

…………これは誰にもななにも伝えてはいけない

そう俺の勘が言っていた
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