相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
「――――ちなちゃん、ここまでで大丈夫だよ!」
最寄りの駅で、声をかける光琉。
千波は、光琉の腕に抱きついている。
「嫌、会社、行く!」
「ちなちゃん、俺が悪かった!
ごめんね!」
「嫌!
お昼に声聞きたいし、お風呂も一緒に入りたいし、一緒に寝たいもん!」
「だからね。
ちゃんと、電話するよ?
お風呂も一緒に入るし、一緒に寝よ?
俺も、一緒が良いから!」
「………」
「ね?
大丈夫だから、ここで!」
「………」
「ここまで一緒に来てくれて、ありがとう!」
「………うん…」
ゆっくり離れる。
「じゃあ……行く…ね?」
「うん…」
小さく手を振る千波。
光琉も、頭を優しく撫でて小さく手を振った。
光琉が改札を通って見えなくなるまで見つめ、千波も踵を返した。
電車に乗り込んだ、光琉。
「………」
(悪いことしたな……)
そんな思いを抱えていた。
千波は不安になると、頑なに離れない。
雷太にもそうだった。
まるで雷太の恋人のように、くっついていた。
朝の電車内は、満員でただ立っているだけで息苦しい。
(でも、なんとかわかってくれたから良かった……)
こんな満員の電車なんかに乗せたくない。
そんなことを考えていると駅に着き、光琉は降りる乗客達に押されるように電車を降りた。
そして………一方の千波。
マンションに戻ってすぐ、クローゼットに向かっていた。
クローゼットの中から“光琉のトレーナー”を取り出し、それに着替えた。
「………はぁ…落ち着く…」
洗剤や柔軟剤、光琉の吸う煙草の匂いが染み付いた、トレーナー。
千波は“光琉に内緒で”一人で家にいる時は、いつも光琉のトレーナーを拝借し着ているのだ。
そして気合いを入れて、家事に勤しんだ。
一通り済ませ、ソファに座りゆっくりする。
スマホをテーブルに置いて、ジッとスマホを見つめる。
「………」
真っ黒の画面が、パッとついた。
「…っはっ!ひかくん!?」
スマホを取り、画面を確認する。
“すみれ”と表示されている。
「………」
心なしかがっかりして、送られたメッセージをあけた。
最寄りの駅で、声をかける光琉。
千波は、光琉の腕に抱きついている。
「嫌、会社、行く!」
「ちなちゃん、俺が悪かった!
ごめんね!」
「嫌!
お昼に声聞きたいし、お風呂も一緒に入りたいし、一緒に寝たいもん!」
「だからね。
ちゃんと、電話するよ?
お風呂も一緒に入るし、一緒に寝よ?
俺も、一緒が良いから!」
「………」
「ね?
大丈夫だから、ここで!」
「………」
「ここまで一緒に来てくれて、ありがとう!」
「………うん…」
ゆっくり離れる。
「じゃあ……行く…ね?」
「うん…」
小さく手を振る千波。
光琉も、頭を優しく撫でて小さく手を振った。
光琉が改札を通って見えなくなるまで見つめ、千波も踵を返した。
電車に乗り込んだ、光琉。
「………」
(悪いことしたな……)
そんな思いを抱えていた。
千波は不安になると、頑なに離れない。
雷太にもそうだった。
まるで雷太の恋人のように、くっついていた。
朝の電車内は、満員でただ立っているだけで息苦しい。
(でも、なんとかわかってくれたから良かった……)
こんな満員の電車なんかに乗せたくない。
そんなことを考えていると駅に着き、光琉は降りる乗客達に押されるように電車を降りた。
そして………一方の千波。
マンションに戻ってすぐ、クローゼットに向かっていた。
クローゼットの中から“光琉のトレーナー”を取り出し、それに着替えた。
「………はぁ…落ち着く…」
洗剤や柔軟剤、光琉の吸う煙草の匂いが染み付いた、トレーナー。
千波は“光琉に内緒で”一人で家にいる時は、いつも光琉のトレーナーを拝借し着ているのだ。
そして気合いを入れて、家事に勤しんだ。
一通り済ませ、ソファに座りゆっくりする。
スマホをテーブルに置いて、ジッとスマホを見つめる。
「………」
真っ黒の画面が、パッとついた。
「…っはっ!ひかくん!?」
スマホを取り、画面を確認する。
“すみれ”と表示されている。
「………」
心なしかがっかりして、送られたメッセージをあけた。