相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
そして、決定的におかしいことが起きる。
  

それからゆっくりして………

「ちなちゃん、お風呂沸いたよ!
入ろ?」
そう光琉が声をかけると、千波は少し視線を外して言った。

「ひかくんが先に入って?」と………

そんな事を言うなんて、この三ヶ月“一度もない”

「え……
もう、生理だっけ?」

「ううん」

「だよね?
最後、先週だったもんね」

「うん」

「………ちなちゃん」

「何?」

「何を隠してるの?」

「え?何も隠してないよ」

「今日のちなちゃん、おかしい」

「そう?」

「うん。
今日まだ、俺が帰ってから一度もギューしてない。
キスもしてない。
ちなちゃん、全然俺にくっついてくれない。
そればかりか、風呂まで別々なんて!
あり得ないでしょ?」

「それは……」

「俺が風呂一緒に入らないって言ったの、怒ってるの?
あれはちょっと意地悪しちゃっただけで、ハナからそんな気なかったし、謝ったでしょ?」

「怒ってなんかないよ?」

「もしかして、このまま一緒に寝てもくれないの?」

「………」

「そんなの、絶対嫌だからね!
ちなちゃんが嫌がっても、無理矢理ホールドして寝るから!」

「………」

「ちなちゃん、教えて?
何があったの?」

「ひかくん、怒ってないの?」

「………は?」

「ウザいって思ってない?」

「何の話?」

「嫌いになってない?私のこと」

「嫌いに?
何それ、あり得ない」

「私、必死で我慢してるの…」

「何を?」

「……うぅ…」
目を潤ませる千波。

光琉は、千波の頬に触れた。
「ちなちゃん、教えて?」

千波は頷き、すみれ達とした話を話した。


「―――――だからそれで今朝のこと思い出して、私もウザかったって思って……
だからひかくん、駅で帰るように言ったのかなって。
嫌そうだったし……
これ以上、嫌われたくなくて……」

切なく瞳を揺らし、シュン…と肩を落とす。
すると、頭の上からため息が落ちてきた。

「え!?
ご、ごめんなさい!!
嫌いにならないで!!
もう、しつこくしないから!」

「ちなちゃん」

「え?」


「大好きだよ……!
ちなちゃんが、大好き!」

光琉が、優しく微笑んでいた。

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