相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
「………」
「………」

「………寝た…かな?」
「うん、寝たみたい…!
可愛い…ちーちゃん」

翔琉と里海が、微笑ましく千波を見つめる。

「もし、娘だったら…こんな感じなのかな?」
里海がポツリと言うと、翔琉も「そうだね!」と微笑んだ。

「………………
フフ…雷武くんの気持ち、ちょっとわかるな…(笑)」

「ん?」

「ちーちゃんが娘だったら……
お嫁に出したくない(笑)」

「フフ…」

「カケくんは?」 

「んー、そうだなぁ…
雷武程はないかもだけど…
やっぱ、相手の男をよく見定めると思う!
ちなに、ちゃんと相応しいかどうか!」

夜中、トイレに起きた千波。
和室に戻る途中、光琉の部屋が目に着き吸い寄せられるように入った。

「…………ひかくんの匂いがする…」

ベッドと机、1人掛けのリクライニングソファのみの部屋。
交際していた時のままだった。

ベッドに横になった。

「早く…会いたいな…」

そのまま、眠ってしまっていた。

夜が明けて、里海が目を覚ました。
「あれ?ちーちゃん?」

トイレかな?と考えていると、翔琉がちょうど戻ってきて「ちな、光琉の部屋」と言った。

里海は「光琉はほんと愛されてるね!」とクスクス笑った。


そして―――――
バン!!と玄関ドアが開き、光琉が帰ってきた。

「ちなちゃん!!」
リビングのドアを開けるなり、千波を呼ぶ。

「光琉、おかえり!」
「おかえり!」
里海と翔琉が微笑んだ。

「え?ちなちゃんは?」

「寝てるの(笑)」
「光琉の部屋にいる」

すると、一瞬で出ていった。
「あらあら…
フフ…ちーちゃんも、愛されてるね!(笑)」

光琉の部屋のドアを開ける。
ベッドに小さな千波がいた。

ゆっくり近づいて、ベッド脇に腰掛けた。
優しく頬に触れ撫でた。

「ちなちゃん、ただいま…
ごめんね、淋しい思いさせて…」

「でも…俺も、淋しかった…」

「ちなちゃんに会いたかった…」

ポツリ、ポツリと思いを吐き出し、千波の隣に横になった。
腕を滑らせて、千波を抱き締める。

「はぁ…落ち着く……」


光琉もそのまま、眠ってしまっていた。


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