相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
それから……どうしても今日は、俺と二人でいたいとちなちゃんが言ったので、雷武とリナさんは少しゆっくりして帰った。
 
ちなちゃんの名誉のために言っておく。

ちなちゃんはワガママで甘えん坊だけど、普段はここまで酷くない。

雷武とリナさんからの誘いを断ることは、ほとんどない。
なんだかんだで、雷武とリナさんのことが大好きだから。

そんなちなちゃんが、今日は何故こんなワガママなのかというと…………


――――――――――
――――――…………………

昨日の話だ。

昨日は俺が仕事を早く切り上げる事が出来、駅で待ち合わせてデートすることにした。

駅でちなちゃんを待っていると、サヤノとばったり会ったのだ。

『光琉じゃん!』

『あ…』

『久しぶりね!』

『そうだね』

『ほんと…態度冷たっ!(笑)』

『ねぇ、もう少ししたら奥さん来るんだ。
変な誤解とヤキモチ妬かせたくないから、もう行って?』

『それって、千波ちゃんでしょ?
結婚、おめでとう!』

『ありがと。
てか、なんで知ってるの?』

『この前私が働いてるカフェに、千波ちゃんがお義母さんと来たのよ。
あ、お母さんって言っても、光琉のお母さんね!』

『そうなんだ…』

『久しぶりに千波ちゃん見たけど、綺麗になったよね〜!』 

『そうだね』

『今度、三人で食事行こうよ!』

『あぁ…俺、仕事忙しいし。無理かな』

『は?付き合いまで、悪っ!』


――――――そこにちなちゃんが来て、サヤノは俺の元カノとかじゃないって何度も説明したんだけど、ちなちゃんは嫉妬し、不機嫌になってしまったのだ。


「ちなちゃん、どっか出掛けない?
デートしよう?」

「何処行くの?」

「うーん…ちなちゃんは何処行きたい?」

「は?」

「え?」

「誘ってるのはひかくんでしょ?
どうして私に聞くの?
私は行きたい所なんかない。
ひかくんの傍にいたいだけ」

「あ、そっか(笑)」

「行きたい所?
そんなの、毎日一箇所しかない。
“ひかくんの腕の中”
そこ以外ない」

「………」

どうしてだろう。

物凄い発言をされてるのに、全然嫌じゃない。

むしろ……
嬉しい………!!


あぁ…俺も、かなりイカれてるな………(笑)


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