相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
もう一人の幼なじみ
“ちなの周りには結構男多いしな”

千波は、男女問わず友人が多い。
可愛らしい容姿と、物腰が柔らかく明るい性格で、いつも友人に囲まれていた。

そして千波には、たった一つだけ“光琉に内緒にしていることがある”


【ちな〜、今から出てこれない?】
すみれからのメッセージ。

仕事中の光琉に許可をもらい、千波はすみれの元へ向かった。

「………あ!すみれちゃ……あれ?」

「ちな!久しぶり!」

「あ…永くん!」

土田(つちだ) 永幸(えいこう)
翔琉と雷武のもう一人の親友・幸生の一人息子だ。

光琉と千波の幼なじみの一人で、千波の同級生。

そして…………

千波の“初彼”である。

ちなみに永幸と交際していたことは、雷太も知らなかった。

それは基本は学校内で過ごし、すみれ達の協力で光琉や雷太にバレないようにデートしていたからだ。

永幸は、まさに“王子”のような人物。
賢く、物腰が柔らかい青年。
喧嘩を嫌い、常に優しく千波を包み込んでくれた人だ。

「光琉と結婚したって聞いたんだけど……
ほんと?」

「あ…うん…」

「そっか!
おめでとう!」

「あ…ありがとう//////
…………あ、あの!」

「ん?」

「ご、ごめんなさい!!」

「ん?どうして謝るの?」

「だって私……
永くんのこと、利用したみたいなものだし…」

「それを言うなら、僕はちなの傷心につけ込んだよ?」

「………」

「ね?
“お互い様!”」


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